やらないといけないことや、やりたいと思っていることがあっても、「時間がない」「時間があったらやるんだけど」「時間に余裕がない」といった“言い訳”をしてしまうのは誰にでもよくあると思います。

でも、アメリカ大統領のように分刻みのスケジュールで動かないといけない人を除けば、全く時間がないという人はいないのではないでしょうか。

実際、「時間がない」と言っている人でも、スマホやPCでゲームやインターネットをしたり、誰かとおしゃべりをしたりしているものです。

だから、「時間がない」というのはやはり“言い訳”でしかないのです。

今日は「時間がない」と言いたくなった時に、どう考えればより良く生きられるかについて話をしたいと思います。

「時間がない」の本当の意味

私たちはなぜ「時間がない」と言ってしまうのでしょうか?

それは「今すでにやっている活動の方が大事」だという判断を、脳が無意識のうちにしているからだと思います。人間は習慣の生き物ですので、いつもやり慣れていることは簡単に行動に移すことができますが、勉強して新たに何かを学ぶなど、先が分からないこと(不確実性が高いこと)に対しては行動が起こりにくいものです。本当は、簡単なことより難しいことをやるほうが成長という意味で大事なのですが、人間は無意識のうちに簡単にできるもののほうが“大事”(優先順位が高い)と判断してしまいがちでなのす。つまり「時間がない」と言ってしまうのは、本当に時間がないという物理的な問題ではなく、何を優先してやるかを判断する優先順位の問題というわけです。

ですので、「勉強する時間がない」と言ってゲームばかりしている子供は、たとえ一日が26時間になってもゲームをする時間が増えるだけで、勉強はしないでしょう。勉強を後回しにする子供は、なぜ勉強をしないといけないか、その重要性が分かっていないから勉強をしないわけなので、勉強することが自分にとって大事なんだと意識や考え方が変わらなければ、いつまでたっても宿題や勉強をする時間はできないのです。

自分の頭に「時間がない」という言葉が浮かんできたら、まず「これは時間がある・ないの問題ではなく、優先順位の問題なんだ」と認識しましょう。そして、ついつい後回しにしてしまうことの重要性について、立ち止まって考えてみることが大事です。

時間を作る「最強の解決策」

では、どうしたら「時間がない」と言い訳して先送りする癖をなくしていけるのでしょうか?

一番の解決策は、やる理由を見つけることだと思います。「やる理由」とは、自分にとってそれをやることがどんな重要性をもつかということです。

やる理由を見つけるためのアドバイスを3つ紹介します。

1.実現した結果を思い浮かべる

「時間があったらやりたい」と思っていることを、やり遂げた姿を想像してみてください。その姿を想像して心躍るなら、モチベーションが高まるでしょう。たとえば、資格試験の勉強をしないといけないと思っているなら、その資格を使って、活躍している姿を想像してみるといいでしょう。

2.人生を終えるときを想像する

「時間があったらやりたい」と思っていることを、やらないまま人生を終えたらどうなるかを想像してみましょう。ホスピス医である大津秀一さんの著書『死ぬときに後悔すること25』という本によると、「あれをしておけばよかった」という何かをしなかったことに対する後悔はとても大きなものだそうです。やらないまま人生を終えても、「それでいいや」と思うのなら、それは実際やらなくてもいいことなのでしょう。

3.やりたくないことを考える

やりたいことが分からないという人は多いのですが、やりたくないことは誰でもすぐに思いつくものです。ですので、自分が絶対にやりたくないことを考えて、それを裏返してみると、自分がやりたいことが見つかります。たとえば私は「誰でもできる仕事はやりたくない」と思っているのですが、それを裏返すことで「自分が必要とされる仕事をしたい」という価値観を持っているんだということが分かります。この方法で自分がやりたいこととその理由を再確認するというのは役に立つ方法だと思います。

さいごに

以上、「時間がない」問題について考えてきました。私もついつい「時間がない」と言ってしまいがちですが、優先順位を考え、本当に後回しにしてもいいのか、それとも行動に移したほうがいいのか意識しながら日々、生活していきたいと思います。