
前回、投資初心者が投資信託の次に購入を考えていいものとしてETF(上場投資信託)を紹介しました。
今回はアメリカのETFについて、純資産が大きい順にランキング形式で紹介したいと思います。純資産の大きさはそのファンドにどのくらいお金が集まってきているかを表しているので、言ってみれば人気ランキングのようなものです。
最初にランキング表を出して、それぞれのETFについて簡単に説明していきます(それぞれのETFの名前をクリックすると、詳しい情報が載っているページへ移動するようになっていますので、もっと詳しいことを知りたい人はそちらを参照してください)。
| ティッカーシンボル | 信託報酬 | 純資産 | |
| 1 | SPY | 0.09% | 41.8兆円 |
| 2 | IVV | 0.03% | 31.8兆円 |
| 3 | VTI | 0.03% | 28兆円 |
| 4 | VOO | 0.03% | 26兆円 |
| 5 | QQQ | 0.20% | 19.7兆円 |
| 6 | VEA | 0.05% | 11.2兆円 |
| 7 | AGG | 0.05% | 9.8兆円 |
| 8 | VWO | 0.10% | 9兆円 |
| 9 | IEMG | 0.14% | 9兆円 |
| 10 | VTV | 0.04% | 9兆円 |
1位:SPDR S&P500 ETF (SPY)
世界3大運用会社の1つState Street社(ステートストリート)が1993年から運用しているETFです。S&P500インデックスに連動するETFで、世界最大の資産規模を誇ります。信託報酬(経費率)は0.09%ですので、100万円に対して年間900円の経費がかかる計算です。
ちなみに残り2つの世界3大運用会社はVanguard社(バンガード)とBlackRock社(ブラックロック)で、運用資産残高による順位で言うと1位Blackrock社(9.5兆USドル)、2位Vanguard社(7.1兆USドル)、3位State Street社(3.15兆USドル)となります(2020年時点)。
2位:iシェアーズ・コア S&P 500 ETF (IVV)
BlackRock社が運用しているETFで、1位のSPY同様、S&P500インデックスに連動するETFです。信託報酬が0.03%とSPYの3分の1というのが魅力的です。2000年からの運用ということで、1993年から運用されているSPYよりも安い経費率にすることで資金を集めているようです。
3位:バンガード・トータル・ストックマーケット ETF (VTI)
Vanguard社が運用しているETFで、このETFを買うことでアメリカの上場会社すべてに投資することができます。
4位:バンガード・S&P 500 ETF (VOO)
Vanguard社が運用しているS&P500に連動するETFです。2010年の運用開始で、S&P500に連動するインデックスファンドとしては、世界3大運用会社のなかで一番遅れて運用を開始したETFになります。
5位:パワーシェアーズ QQQ (QQQ)
Invesco社が運用しているETFで、Nasdaq100に連動しています。Nasdaq100はAppleやマイクロソフトなどのハイテク企業を中心とした企業の株式インデックスです。ハイテク企業に投資したい場合はこのQQQを購入するのが定番です。
6位:バンガード・FTSE先進国市場(除く北米)ETF (VEA)
Vanguard社が運用しているETFで、アメリカ以外の先進国の企業に投資することができます。もちろん日本の企業も含まれていて、組入れ上位5銘柄は2021年8月現在で1位ネスレ、2位サムスン電子、3位ASMLホールディング、4位ロシュホールディング、5位トヨタ自動車となっています。
7位:iシェアーズ・コア 米国総合債券市場 ETF (AGG)
BlackRock社が運用しているETFで、アメリカ国債や米国の優良社債に投資できるETFです。
8位:バンガード・エマージング・マーケット ETF (VWO)
Vanguard社が運用しているETFで、発展途上国の企業に投資できるETFです。現時点での上位組入れ銘柄は、1位テンセント、2位アリババグループと中国の企業となっています。3位は台湾の半導体大手TSMCです。
9位:iシェアーズ・コア MSCI エマージング・マーケット ETF (IEMG)
BlackRock社が運用しているETFで、8位のVWO同様、発展途上国の企業に投資できるETFです。1位から3位までの組入れ銘柄はVWOと同じです。
10位:バンガード・米国バリューETF (VTV)
Vanguard社が運用しているETFで、バリュー株に投資できるETFです。バリュー株とは、その会社の業績や資産から見て、その会社の株価が割安な株のことです。2021年8月現在の組入れ上位5銘柄は、1位バークシャー・ハサウェイ、2位JPモルガン、3位ジョンソン&ジョンソン、4位ユナイテッドヘルス、5位P&Gとなっています。ちなみにバリュー株の反対は「グロース株」と呼ばれ、ハイテク企業などこれからの成長期待が高く、現在の業績以上に株価が高い株のことです。
さいごに
以上、米国ETF純資産トップ10でした。この中で現在私が購入しているのは3位のVTI、5位のQQQ、7位のAGG、そして8位のVWOです。S&P500に連動したインデックスファンドはeMaxis Slim S&P500を購入しているのでETFとしては持っていません。
次回は日本のETFに関して同様にランキングを紹介したいと思います。





