自宅通学、一人暮らしの費用

さらに大学からは一人暮らしを始めるお子さんも多いのではないでしょうか。私も大学から親元を離れて一人暮らしを始めましたが、食費が別会計になりますし、アパートの家賃なども必要になってきます。さらに新生活を立ち上げるのにあたって、家電などを買いそろえる費用もかかってきます。自宅から通学する場合と、一人暮らしをする場合でどのくらい費用が違ってくるのかについて、全国大学生活協同組合連合会の調査報告書をもとに見ていきましょう。

この表は2010年から2020年までの自宅から通学している大学生の生活費をまとめたものです。これによると自宅生の1か月の収入の平均は6万2820円であることが分かります。

一方、一人暮らしの学生(下宿生)の1か月の生活費は上の表にあるように、平均12万2250円ということでした。それぞれ年間に直すと、自宅生では約75万円、一人暮らしでは147万円ほどかかることになります。

自宅生と下宿生で大きな違いは食費と住居費になります。食費は自宅生で10,670円であるのに対して、下宿生は24,570円となっています。またアパートの家賃は全国平均で5万数千円ほどになるようですが、首都圏ではもっと高くなるはずです。

また親として気になるのは仕送りの額だと思いますが、平均で7万円ほどとなっています。年間で80~90万円と結構な金額ですね。子供二人が同時に一人暮らしを始めたら毎月14、15万円を仕送りしないといけないわけです(“しないといけない”わけではありませんが、親として実際にそのくらいの負担がかかるという覚悟は必要そうです)。

このデータでは、国公私立大学の区別はしていないので詳しいことは分かりませんが、一般的な傾向として、私立大学に通っている学生の家庭は経済状況に恵まれている場合が多いと思いますので金額はこれより高くなるのではないでしょうか。実際のところ、家庭によるバラツキは大きいように思います。

まとめ

国公立大学に比べて、私立大学の学費が高いことは当たり前のこととして皆さんご存じだったと思いますが、具体的な数字としていくらかかるのか把握していなかった方も多いのではないでしょうか。私も今回、自分で調べるまでは知りませんでした。

子供が大学生になり一人暮らしを始めた場合を考えると、一人当たり「授業料」+「仕送り」で、国公立大学では150万円ほど、私立大学では200~250万円ほど(医歯系は除く)かかると試算されます。また大学の授業料に関してはおそらく今後も増加していくと予想されるので、家庭の負担はもっと増えていくかもしれません。親としてはそれに備えて、今のうちから投資などで資産形成していくのが賢明なようです。