サヤカ、シュン、思春期にもなると他人の目が気になり始め、自分の容姿に悩んだり、どこかしらコンプレックスを感じるようになるかもしれない。

全てにおいて完璧な人なんていないから、どんな人もなにかしら悩みを抱えているものだけど、特に若い人はあまり自分のことを好きじゃない人のほうが多いんじゃないかな。

父さんも中・高生のころは、女の子と話すのは苦手で、スポーツもあまり得意じゃなかったから、自分のことがあまり好きじゃなかった。学校で人気のある男子たちを見ては「あんなふうになれたらいいのに」と羨ましく思うこともあったかな。今は、自分のことを「好き」とまでは言えないけど、「自分はこのままでいい」と自分のことを受け入れられるようになったけどね。

自分が好きになれない原因

自分に自信がもてないときは、自分より優れている誰かと自分を比べているものなんだ。他人と比較して、自分にないものばかりに目を向けてしまうのが、自信を失って自分のことを嫌ってしまう原因だ。自分に自信が持てない人は、知らず知らずのうちに自分と他人を比べて、どちらが優れているかを考えてしまう習慣が身についてしまっているんだ。

多くの人は子供のころからずっと行動や成績など、いろいろなことで友達や先生、親からの評価を受けて育つ。「〇〇君よりも成績が悪い」とか「△△さんのほうがかわいい」というように、他の誰かと比べて評価されることも多い。その結果、思春期を迎えるころには、ほとんどの人が他の誰かとの比較で自分のことを評価するようになってしまっている。勉強やスポーツ、容姿など、どんな点においても自分より優れていると思える人はいるものだから、多くの人が劣等感を感じて、自分のことを好きになれないでいる。

過去の自分を超えていく

どこまでいっても自分よりすごい人はいるものだから、他人と比較している限り本当の自信を持つことはできない。自分を好きになるためには、まず他人との比較をやめないといけない。でも自分のことを評価したいという欲求は誰にでもあるから、自分の状態を確かめないと不安になってしまう。

他人との比較をやめて、過去の自分と今の自分を比較するようにするといい。今の自分よりも将来の自分はよくなっていると信じられるかどうかが自信を持つためのカギなんだ

昔の自分を振り返ってごらん。昔はできなかったことが今はいろいろとできるようになっているはずだ。サヤカとシュンも幼稚園のころはうまく自転車に乗れなかったけど、今はちゃんと乗れるようになってるでしょ。自転車に乗れるようになりたくて近くの公園で毎週末、自転車に乗る練習をしたのを覚えているかな。父さんが自転車の後ろを支えながら、一緒に走ったよね。大変だったけど、今となってはいい思い出だ。

自転車だけじゃなく、いろんなことができるようになった。水泳も、習字も、ピアノも、数年前とは見違えるほどうまくなった。これからもどんどん新しいことを身につけていくはずだ。

できるようになったことは「当たり前」のことになってしまうから、それができることの価値が分からなくなってしまうものだけど、あのときなりたいと思っていた自分に今なれているんだということを思い出してほしい。今の自分は過去の自分があこがれた姿なんだよ。

まとめ

今日の話は、このさきサヤカとシュンがもう少し大きくなって、自分に自信が持てなくなったときに読み返してもらいたい。いつのときも他人と比べるんじゃなくて、過去の自分を振り返って、どれだけ成長してきたかを思い出してほしい。そしてこれからも成長していけるという思いを持ち続けることが、自分のことを好きになるための第一歩だと思う。

今日の話はこれでおしまい。どうやったら自信を持てるようになるか、また今度、もう少し具体的に話をしようと思う。