サヤカ、シュン、やらないといけないことがあっても、やる気が出ないことってよくあるよね。そんなとき「どうしたらやる気が出るんだろう」「モチベーションが上がるんだろう」と考えてしまうと思う。でもやる気や意志の力に頼らないで、行動することが大切なんだよという話を今日はしようと思う。

やる気に頼った行動は続かない

すごい人のエピソードを聞いたり、自己啓発書を読んだりしたとき、一時的「自分もやってろう」とやる気が沸き上がることがあると思う。そして、すぐに思い立って、行動し、何かを始めてみる。でも三日坊主という言葉の通り、3日もすれば自分でも不思議になるくらい「最初のやる気はどこへ行ったの?」という感じで、その行動をやめてしまう人は多いと思う。

これは誰にでも起こることで、脳の活動からすれば自然なことらしい。というのも脳は同じことが繰り返されると慣れてくるものなんだ。たとえば、急に何か音がしたら、そちらに気がとられるけど、すぐに気にならなくなる。椅子に座った瞬間はお尻に体重を感じるけど、そのうち全く気にならなくなる。こんな感じで、同じ刺激に対して脳は反応しなくなるんだ。だから、一時的にやる気が起こって行動を起こしても、日々同じ行動を続けていたら脳がそれに慣れてしまって、当初の感情的な高まりも次第に納まってしまう。その結果、行動も続かない。つまり、やる気やモチベーションに頼っていては、行動を続けることはできないというわけ。

行動を続ける最強の方法

やる気がない状態でも行動を起こすには、その行動を習慣化して“やるのが当たり前”ということを無意識のレベルに刷り込むことがカギになる。習慣化した行動はそれをしないことのほうが気分が悪いものだ。夜、歯磨きをしないで寝るのは気持ち悪くてできないだろう。どんなに疲れていても歯磨きはして寝ると思う。このように、いったん習慣化した行動は意志の力に頼ることなく継続していくことができるんだ。

こう言うと「行動を習慣化できないから苦労してるんだよ」という声が聞こえてくるけど、行動を習慣化するためのアドバイスはちゃんとするつもりだよ。だけど話が長くなるから次回にまわさせてもらおうと思う。今日は、行動を続けるには習慣化することが一番だということを覚えておいてほしい。

自己暗示で行動を継続させる

これだけだと消化不良になりそうだから1つだけ、行動を続けるための方法を紹介しておこう。それは自分のアイデンティティを使って行動を継続させるという方法だ。

人間は「自分は〇〇だ」と思っているそのアイデンティティに合うような行動をする傾向がある。アイデンティティとは自分自身をどう思っているかという信念のようなものだ。たとえば父さんは“市民ランナー”というアイデンティティを自分の中で持っている。だから仕事が忙しくて数日走れない日が続くと、何か嫌な気分になる。それは自分のアイデンティティと違う状態が続いているという無意識からのサインなんだろう。自分のアイデンティティと相いれない状態は違和感を生じさせるから、自然と行動を起こすようになるし、結果的にその行動を継続できる。これを利用しようというわけ。

続けたいと思っている行動があるなら、それをする人間だというアイデンティティを自分の中に刻み込んでみよう。「自分は〇〇だ」と言葉にして、それを意識してみてはどうかな。たとえば「将来〇〇になりたいと思って△△という努力をしている」場合を考えてみよう。そのとき「将来〇〇になりたい」ではなく「自分は〇〇だ」とすでに実現している姿を強くイメージしてみるのがコツだ。そうすると「自分は〇〇なのに、△△していないのはおかしい」という気持ちが沸いてくる。「まだ達成していないのに、自分は〇〇だと思い込めないよ」と言うかもしれない。確かにすぐにイメージするのは難しいかもしれないけど、何度も繰り返すことで、次第にそう思い込めるようになる。自己暗示ってやつだよ。騙されたと思って1回やってごらん。

今日の話はこれでおしまい。じゃあ、またね。