
サヤカ、シュン、生きているとうまくいかないことがたくさん起こるけど、「思い通りにならないことは必ずしも悪いことではないよ」という話をしようと思う。最初は「失敗した!」と思ったことでも、将来予想もしていなかった方向に道が拓けることもあるんだ。
人間の予想はあてにならない

自分が期待した通りにものごとが進めば人生はハッピーだと思うのは勘違いだ。ちょっと考えれば分かることだけど、人間の将来の展望は全く持って不完全なものだから、ある時点で望んでいたことが本当に良い人生につながる保証はない。もちろん望んだとおりの結果になれば喜ばしいことだけど、そうでない場合が必ずしも悪いわけじゃない。
だから人生が期待通りに進まなかったとしても、それで失敗だと思わないことだ。今、うまくいっていないからといって、この先ずっとそうじゃない。5年後、10年後のことなんて誰も分からない。予想とは違う展開となって、当初想定していたよりも良い結果になることだってたくさんある。人間の予想は当てにならないし、自分の考えや期待が常に正しいとは限らない。ものごとの成否に一喜一憂してはいけないということだ。
人生は予想していないことが起こるから面白いんだと父さんは思う。何が起こるかすべて分かっている小説や、予想通りの展開の映画は面白くないだろう。予想外の展開があって、想定していないことが起こるストーリーのほうが面白いと感じるはずだ。
臨機応変に生きる

ものごとがうまくいかなかったとき、自分が前に進むことだけを考えよう。起こってしまったことはしょうがない。それを前提にして、どう生きるかが問われているんだ。どんなときも前向きに生きる姿勢を持てるかが大切だと父さんは思っている。以前にしたタルムードの話のように、最悪と感じたことが、良いことにつながるかもしれない。だから期待したこととは違うことが起こったとき、特にネガティブなことが起こった時、他人を非難したり、もうダメだと思いこんでそこで何もしなかったり、腐ってしまうことはしてはいけない。こんなはずじゃなかったとその場で立ち止まってしまうのは一番やってはいけないことだと父さんは思う。
うまくいかなかったとき、再挑戦するか別の道に変えるか、自分が納得できるのならどちらでもいいと思う。ある意味、流れに身を任せるという選択も“アリ”なんだ。うまくいかなくても不屈の努力で頑張り通すことは賞賛されがちだけど、父さんは必ずしも最初の目標にこだわる必要はないと思っている。臨機応変に目標は変えていい。ダーウィンが言ったように、環境の変化に適応できた生物が生き残るんだ。
過去を変える

今、つらい状態や望んでいない状態にあると、その原因となった過去の出来事に対して「なんであんなことをしたんだろう」「こんなはずじゃなかった」とネガティブな評価を下してしまう。でも、その出来事をきっかけに自分が変わり、いま望ましい状態にいるとしたら、その過去の出来事をポジティブに評価できるようになる。「あのときは大変だったけど、そのおかげで今の自分がある」と考えることができる。つまり過去の意味は現在の状態で決まると言っていい。
だから何か悪いことが起こった時、これからどう生きていくかが重要だよ。結果的に将来、より良い状態になれたとしたら、その悪い出来事をポジティブにとらえることができる。そういった意味で過去はいつでも変えられるんだ。
まとめ
父さんは何か悪いことが起こっても「人生なるようになる」と考えるようにしている。そういう心構えを持つことも生きていく上で大切だと思う。サヤカとシュンには、今起こっていることの先に望ましい未来があると信じて生きてほしい。
今日の話はこれでおしまい。じゃあ、またね。
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