サヤカ、シュン、今日は「人生の価値観マップ」を作る方法を話そうと思う。

人生の価値観マップというのは、マインドマップを使って自分が何を大切にしているのかという価値観を言語化して整理することだよ。マインドマップの作り方については前に話したから大丈夫だと思うけど、忘れていたら見直してみて。

人生は“長い旅”に喩えられることがよくあるけど、旅行をするときは最初に目的地を決めるでしょ?どこに行くかを決めなければ、どんな方法(乗り物など)で、どの方向に移動すればいいかとか、何をどのくらい準備すればいいかも分からないよね。人生も同じで、何をやりたいか、どんな人になりたいかといった“行先”を決めないとどう生きればいいのか迷ってしまう。そして人生の行先を決めるにはまず自分が何を大切に思っているかという価値観を明確に意識する必要があるんだ。だから人生の価値観マップを作ろうというわけだ。

今日は父さんが自分の価値観マップを作りながら、その手順を説明していこうと思う。

価値観マップを作る意味

価値観マップを作る前に、価値観マップを作る意味についてまとめておこう。

  • 人生の方向性がはっきりする
  • 幸せを感じやすくなる
  • 人生の選択場面で迷わなくなる
  • 強く生きれる
  • 不安をなくせる
  • 自分を信じられるようになる
  • 後悔しなくなる

価値観マップを作るとこのようなメリットがある。まず、自分はどう生きたいのか、自分にとって何が幸せなのかを意識することで、自分がどこに向かって人生を歩んでいけばいいかがはっきりする。また、自分にとっての幸せは何かを知っていたら、他人の眼や社会の価値観に惑わされなくなる。社会の価値観というのは、偏差値の高い学校のほうがいいとか、お金持ちが偉いとかそういった考えのことだ。自分の方向性がはっきりしているから、人生の岐路に立っても迷わなくなるし、自分の選択を信じられるようになる。たとえその選択が失敗しても、明確な理由をもって自分で選んだことだから後悔もしないだろう。

このようにとても多くのメリットがあるから人生の価値観マップはぜひ作るべきだと思う。

人生でやりたいことを30個書き出す

まずは人生でやりたいことを30個ほど思いつくままに書き出してみよう。父さんの場合はこんな感じになった。短時間で書き出したから似たような内容もあるけど、とにかく書き出してみることが大事。順番は気にしなくていいし、数もきっちり30個でなくて大丈夫。

やりたいことを抽象化する

つぎに似たような項目をまとめて、それが何を意味しているのか、別の言葉で表現してみる。抽象化って呼ばれる作業だ。父さんの場合、さっき書き出した項目のなかで関連するものをまとめていくとこうなった。

これらの項目は、やったことがないことに挑戦したり、自分の知らない場所に行ったりして世界を広めたいという願望が父さんにあることを示しているんだと思う。

これは「新しいことに挑戦したい」ということに関係しているけど、今まであまり知らなかった経済に関連する世の中の仕組みについて勉強したいと思っていることを示しているんだと思う。

サッカーとか野球といった球技は苦手だったんだけど、体を動かすこと自体は昔から好きだった。

父さんは仕事よりもプライベートを優先したいと考えているから、私生活を充実させることに価値を感じているんだと思う。

これはさっきのと似ているけど、プライベートの中でも家族に関連したことを大切にしたいという気持ちがあるということだ。

父さんは昔から人の心のはたらきに興味があって、心理学や哲学、脳科学を学んできたし、これからももっと学びたいと思っている。そして学んだことから自分なりの考えを深めていく、つまりは自分なりに哲学したいという気持ちがある。

経済的に自由になれば、家族との時間も増えるし、選択肢も増える。これは自由に生きたいという願望のあらわれだろうね。

昔の友人と会いたいというのも、このブログを始めてサヤカとシュンに知識を残したいと思ったのも、父さん自身が存在する意味を確認したいという願望から来ているんだと思う。自分がこの世からいなくなったあとも“生きた証”を残したいという存在意義に対する願望は多くの人が持っているんじゃないかな。特に年齢を重ねるごとにそう感じる人は多くなるように思う。

価値観を言語化する(自分にとっての幸せとは何か)

つぎに抽象化された価値観をさらに抽象化して、いくつかの文として表現してみよう。

父さんの場合はこうなった。

このように自分がやりたいことを抽象化して言葉で表現することで、自分の価値観を明確に意識できるようになる。父さんも今回、この記事を書くために自分の価値観マップをまとめていくなかで、自分でも気づいていかなかった価値観を知ることができるようになったよ。

現状の見直し(なぜ今ここにいるのか)

最後に、自分の価値観と照らし合わせて、今やっていること、今の立場がその価値観に合っているのかを確認してみよう。

現在やっている行動や現在の置かれている立場や状況が、言語化したそれぞれの価値観に合うかどうかを考えて、合っているもの、合っていないものを書き出してみよう。

価値観を明確に意識できていないときは、漠然と感情の赴くままに意思決定をすることも多かったと思う。その結果、自分の価値観に合わない行動をしていることも多いんだ。だからそういった行動を見直して、今やっている行動の方向性が合っているかを確認するのこの作業だ。もし価値観と違う行動をとっていたり、もっと別のいい方法があるという場合は行動を変えるきっかけとなる。

たとえば「周りの人から認めてもらいたい」という価値観をもっている人が、他人と競争して、社会的な地位を勝ち取ることに夢中になっているというケースはよくある。偏差値の高い大学に入って、いい会社に入って、高い給料をもらうことを目指しているような人は、そうすることで親や周りの人からほめられたり、すごいと思われるからそうしているという人が多いように思う。でも、他人を蹴落としたり、周りの人は自分より下だといった態度を取ってしまいがちだから、他人から妬まれたり嫌われたりして「周りの人から認めてもらいたい」という希望とは真逆の結果になってしまう。他人から認められるには、何もすごい人と思われる必要はないし、むしろ他人から感謝されるように協力するほうがいいように思う。困っているときに助けてくれる人っていうのは、頼りにされるし、感謝もされるからね。そう思うことができれば、今の競争から降りて、別の生き方を選択することができるかもしれない。

まとめ

価値観マップを作成することで、自分が大切にしていることや人生の目標が明確になる。“生き方の軸”が定まるという感じかな。人生の行先は自分で決める。行先を確認したら、手段を間違えないようにする。人生の価値観マップを作ることは豊かな人生を送る第一歩になるはずだ幸せが何かを決めるのは自分自身だからね。

今日の話はこれでおしまい。じゃあ、またね。