
サヤカ、シュン、今日も投資の話をするよ。投資といっても今日はお金についての話ではなくて、「時間の投資」について話をしようと思います。
お金以外の投資

「時間の投資って何?」と思うかもしれないけど、投資できるのはお金だけじゃないんだ。前にも言ったように「投資とは将来もっと高い価値のあるものを手に入れるために、いま何らかのリソースを使うこと」だって言ったよね。リソースとは日本語では「資源」のことで、有限で価値のあるもの、つまり使うとなくなる大切なもののことだ。リソースにはお金のほかにも、材料などの物質や労力(身体を動かして作業すること)、そして時間もリソースなんだ。
まずはお金以外の投資について考えてみよう。たとえば、学校に行って勉強したり、本を読んだりして知識やスキルを身につければ、将来、その知識やスキルを使って仕事でお金を稼ぐことができるだろう。学校に行ったり本を買ったりするにはお金がかかるし、知識やスキルを身につけるには時間もかかる。だけど、それによって得た知識やスキルで給料の高い仕事に就くことができるならば、使ったリソース(お金や時間)以上のリターンが得られる可能性が高い。だから学校や本で勉強することも投資なわけ。自分自身の価値を高めることにつながるから「自己投資」って呼ばれたりする。
このように、お金に限らず時間や労力などのコストをかけて、将来コスト以上のリターンを得られる行為はすべて投資と言えるんだ。
時間の使い方

時間は1日24時間、誰にでも平等に与えられているものだよね。魔法のようにパッとできればいいけど、何をやるにも時間を使わないといけない。しかも時間は有限で、人によって違うけど一生の時間は限られている。そういう意味で、時間はまさに貴重なリソースだよね。だから、時間をどう使うかはとても大切なんだ。普段はあまり気にしてないと思うけど・・・。
じゃあ今日の本題「時間の投資」とは何かというと、1日の時間をどう使ったら効率的に成果を挙げられるかという話なんだ。1日は誰でも24時間と決まっていると言ったけど、1日のなかで時間はすべて同じ価値があるわけじゃないんだ。これから話す「時間の投資」という考え方を持っている人は効率的に時間を使えるようになるからよく聞いてほしい。
一日の体調リズム

人間には1日の中でも生体のリズムというものがあって、調子の良い時と悪い時、エネルギーに溢れている時と疲れている時っていうのが1日の中でも変動しているんだ。一般的には朝起きてすぐの時間帯は脳の活動が活発で、創造的な活動するのに向いていると言われている。一日活動して、精神的にも肉体的に疲れが出てきている夕方や夜の時間にくらべて、朝起きてすぐの時間帯にできる活動は質が高いというわけ。
どの時間帯が一番調子いいかは人によって違いがあるんだけど、これは試してみないと分からない。ただ一般的には朝が頭のはたらきいいと言われているから、まずは早起きをしてみて。「朝は苦手」と言っている人でも、単に夜更かしして寝不足だからという場合も多くて、早寝早起きを実践すると朝あたまが冴えることに気づく人も多いと思う。父さんもまさにそうで、昔は朝できるだけ遅くまで寝ていたかったんだけど、今では毎朝5時には起きてこういった文章を書いたりしている。
どの時間帯が自分にとって一番あっているかは、一定の生活リズムを続けることで見つかるものだから、まずは毎日規則正しい生活をしよう。
やることの順番が大切

多くの人がやってしまいがちなことなんだけど、その日やらないといけないことがいくつかある中で、やる順番を考えないでやっていくと、その1日が終わった時に「これもできなかった、あれもできなかった」ってことが起こってしまう。そうならないために1日の最初に何をやるのかを決めてから一日の活動に取り掛かるのが大切なんだ。
当然ながら疲れた状態では、クリエイティブなことはあまり考えられないし、頭を使うことはやりたくなくなる。その結果、ただ漫然と時間を過ごしてしまいがちなんだ。そうならないためにも1日のうち、どの時間帯にどういった活動するのかということをあらかじめ決めておくというのは非常に重要なことなんだよ。これがまさに時間を投資するということで、将来を見越して、価値がある時に時間を使うということなんだ。
具体的には、自分にとって一番あたまが働く時間帯に、その日やらないといけないことの中で一番重要なことや難しいことをする。昼を過ぎた頃からだんだん眠くなってきたりするけど、そういった調子が落ちた時には機械的な作業や、あまり頭を使わなくてもいいことを行う。そうすることによって一日の中でやらないといけないことが効率的に行うことができるというわけ。
これは勉強にも仕事にも通じることで、早いうちからこういった習慣を身に付けることが重要だと父さんは思っている。
父さんが昔読んだ本で『カエルを食べてしまえ!』という面白いタイトルの本があるけど、
前もって仕事の計画を立てるのに10%の時間を費やせば、実行する際に90%もの時間が節約できる。
一日の終わりや週末に、翌日にしなければならない仕事をすべてリストアップする
といったアドバイスが書いてある。やるべきことを書き出すっていうのは以前にも話したと思うから実践してほしい。ちなみにこの本のタイトルの「カエル」とは嫌なこと、やりたくないことの意味で、一日のはじめに一番難しい勉強や仕事を済ましてしまおうということだ。
おわりに
投資の考え方っていうのは、お金だけに限らずいろんな所にも応用が利くものなんだ。お金をどう使うかだけでなく、自分の時間をどう使うか。それは自分の人生をどのように生きていくかにつながるわけ。人生の限られた時間のなかでも、調子のいい時間帯を自分が成し遂げたい重要なことに使うことで、よりよい人生につながると思うよ。だから投資という考え方はとても重要で、これからも繰り返しその大切さを伝えていこうと思う。
今日の話はこれでおしまい。またね。





