
サヤカ、シュン、前にお金についての知識、マネーリテラシーが大切だっていう話はしたけど、今日はお金の勉強の第一歩として投資について話そうと思う。これはお金だけじゃなくて、生活の他の場面でも役に立つ話だからしっかり聞いてほしい。
投資とは?
投資って言葉は聞いたことがあるだろうけど、具体的に何を意味しているのか知らないかもしれない。投資とは何かを一言でと言うと、お金や時間などの資源(リソース)を使って、将来、使った資源の価値以上のものを手に入れようとすることを指すんだ。こう言われても「?」と思うかもしれないから、もう少し詳しく説明するね。
たとえばお年玉を1万円もらったとして、そのお金を今すぐ使うんじゃなくて銀行に預金する。今は金利がものすごく小さいからほとんど増えないけど、それでも1年間預けたら何円か利子がつく。1年待って数円増えてもうれしくないだろうけど、これは時間を使って元のお金を増やしたと言えるよね。
銀行業のしくみ

じゃあ、なんでお金を銀行に預けていたらお金が増えると思う?
世の中にはたくさんの会社があって、いろんなものを作ったり、人が喜ぶサービスを提供している。身近な例を挙げると、家電製品を作っている会社はものを作っているし、髪を切ってくれる散髪屋さんはサービス提供しているわけだ。そして作ったものが売れたり、お客さんがサービスを受けてくれると、その会社にはお金が入ってくる。会社はそのお金を、働いている人に給料として払う。給料をもらった人は、それで住んでいる家の家賃を払ったり、食べ物を買ったりするわけだね。
会社には、ものを作る会社やサービスを提供する会社などいろいろあるけど、材料を買ったり人を雇ったりしないといけないわけで、何をするにもまずお金が必要になるんだ。つまり、お金を儲けるためには、「元手」といって先にお金を使わないといけない。会社はそのお金を銀行などから借りてくるわけだけど、銀行はいろんな人から預金として集めたお金をそういった会社に貸しているわけだ。会社は借りたお金以上に儲けようと頑張ってお金を稼ぐ。そして銀行に借りたお金以上のお金を返す。それで銀行は儲かるし、銀行はその儲かった分からお金を預けてくれた人たちに利子を払う。このようにしてお金を貸した人は利子という形でお金が増えるんだ。
銀行の仕事を「金融業」って呼ぶことがあるけど、金融とは「お金を融通する」って意味で、今は使う必要がないお金を持っている人が、お金が必要な人や会社にお金を貸すことなんだ。すぐに使うかもしれないお金だったらわざわざ預金せずにお財布にいれておくだろうから、みんなが銀行に貯金するお金は今すぐ使う必要がないお金だよね。銀行はそういったお金をたくさんの人から集めておいて、今お金を必要としている会社に貸すって仕事をしてるんだよ。
お金を預けて1年待ったらどのくらい増えるかという割合を金利と呼ぶわけだけど、たとえば1%の金利なら、1万円貸したら1年後1万100円になって返ってくる。今は銀行の金利は0.01%とかとても小さい数字なので、1万円を1年間預けても1円くらいしか増えないけどね。銀行はみんなから集めたお金を今度はもっと高い金利、たとえば5%とかで会社に貸し出すわけ。ある会社に貸した1万円は1年後、1万500円になって返ってくる。その増えた500円から1円をみんなに利子として払って、残りの499円を自分たちの儲けとしているわけだ。こうしてみると「銀行ずるい」って思うかもしれないけど、銀行も人を雇ったり、店舗を作ったり、ATMを稼働させたりしないといけないから、ある程度はしょうがないかなと思う。
簡単にまとめると、銀行は小さな金利でいろいろな人からお金を借りてきて、大きな金利で会社に貸し出すことをして、その差分で儲けているわけだ。
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