サヤカ、シュン、今日はなんでこのブログを始めたかについて父さんの考えを話すね。

昔、父さんが読んで感動した「最後の授業」っていう本があるんだ。これはアメリカの大学の教授で、40代の若さで癌で亡くなってしまったランディ・パウシュっていう人が、生きているあいだに行った授業の内容が書かれている本なんだけど、この本に影響されたのがこのブログを始めようと思ったきっかけなわけ。

その授業では人生をどう生きたらいいかという内容で、ランディ自身がどんな人生を歩んできたかとか、夢をかなえるにはどうしたらいいかについて話しているよ。

授業はランディが勤めていた大学の学生と、インターネットを通じて世界中の人にむけて行われたんだ。だから、授業の様子はインターネットでも公開されているよ。時間があれば見てみるといい。

表向きは学生に対しての授業だったけど、本当のところ、ランディは残される自分の子供に向けてのメッセージを残しておこうとその授業を行ったらしい。

もうランディは亡くなってしまったけど、残された子供はいつでもそのときの授業の様子が映っているビデオを見ることで、父親に“会いに行ける”。ランディは子供に素敵なプレゼントを残したなと父さんは思う。

だから父さんも真似をして、サヤカとシュンに父さんが知っている人生の知恵を残しておこうと思ったんだ。まあ、これを書き始めた時点で父さんは特に大きな病気になっているわけじゃないけど、病気やケガなど人生いつ何が起こるか分からないから、健康なうちに少しずつブログとして書いていこうと思う。

今日はついでだからランディの「最後の授業」で父さんが感動したところの話をするね。

人生には壁がある

生きていたらうまくいかないことがいろいろ出てくると思う。日本語でも「壁にぶつかる」と表現するけど、ランディは授業でそれを「レンガの壁」と表現しているんだ。

レンガの壁がそこにあるのは、それを真剣に望んでいない人たちを止めるためだ。自分以外の人たちを押しとどめるためにある。

レンガの壁がそこにあるのには、理由がある。自分が何かをどんなに真剣に望んでいるか、証明するチャンスを与えているのだ。

生きていたらうまくいかないことが必ず出てくるけど、そんなときは、どれだけ本気でそれをやりたいと思っているか神様が試していると考えてみて。本当にやりたいことなら、一度や二度失敗してもまた挑戦することができるはずだ。もちろん、少し“へこむ”時間は必要だけど、また気を取り直して挑戦できる。

サヤカとシュンにはいろんなことに挑戦してほしい。どんなに難しいことや他人からバカにされそうなことでも、最初から「自分には無理」とか「やっても無駄」だなんて思わないでほしい。いろいろやってみる中で自分が本当にやりたいことが見つかってくるはずだから。

どう生きてほしいか

ランディの本で一番印象に残った一節を紹介するね。

僕が思う親の仕事とは、子供が人生を楽しめるように励まし、子供が自分の夢を追いかけるように駆り立てることだ。親にできる最善のことは、子供が自分なりに夢を実現する方法を見つけるために、助けてやることだ。だから僕が子供たちに託す夢は簡潔だ。自分の夢を実現する道を見つけてほしい。僕はいなくなるから、きちんと伝えておきたい。僕が君たちにどんなふうになってほしかったかと考える必要はないんだよ。君たちがなりたい人間に、僕はなってほしいのだから。

このランディの子供たちへの思いこそ、父さんがこのブログをはじめようと思ったきっかけです。サヤカとシュンには情熱をもって、進みたい道を見つけてほしい。これが父さんの願いです。

これから二人が生きていく上で助けになることを書いていこうと思う。二人がこれを見るのはいつになるのかな。まだ父さんが生きていて、一緒に笑いながら見れる日が来るといいなと思っています。

最後にランディのこの言葉で話を終わりにします。

人生を正しく生きれば、運命は自分で動き出す。夢の方から、君たちのところへやってくるんだ。